住処屋スタッフブログ
スタッフブログ-18「手刻みの道具、カーペンターゲージ」
2021-05-31
カテゴリ:建築現場から
本日は手刻み現場で珍しい道具を見せてもらったので、紹介したいと思います。
手刻みと言うのは、大工さんが構造材の加工をノコギリやノミ等の手道具を使って行う事を言います。
最近は専らプレカットと呼ばれる、工場加工がほとんどですが、小規模なものや、現場で合わせる必要がある時などは今でも大工さんの手刻み技術が頼りになります。
上の写真は角ノミと呼ばれるもので、柱を差し込むホゾ穴を造る機械です。これも最近は出番が少なくなった道具ではありますが、今日初めてみたのが下の写真の「カーペンターゲージ」という定規です。今回は柱のホゾを切るための墨付けに使っていましたが、色々な使い方があるそうで、梁の継ぎ手に造る台形の仕口を造る時にも使える便利な道具だそうです。写真のものも、もう30年以上前から使ってる年代物だそうで、今回みたいな仕事の時はひっぱり出して来るそうです。